作品紹介 1/3


『唇のない檸檬が抽象的なピエロの話をする』


作/演出:パウ

出演:パウ

宣伝美術:吉田咲子


《あらすじ》

丸善における檸檬の爆発に巻き込まれた〈ある男〉はたちまち恋をしてしまった。彼は世界で一番つまらないピエロとなり、唇のない檸檬を笑わせるため二十年間喋り続けている。

「まったくきみという奴は如何してそんなに黄いろいのだろうねえ!」

喋り続ける彼〈抽象的なピエロ〉は檸檬による妄想の産物であり、この物語は檸檬による退屈で滑稽な独り言である。



《作品紹介》

"ピエロの格好をしたパウが喋る、喋る、喋る。滑稽…だろうか?時間が経つにつれて不安が募る。実に愚かな男の濃い、濃い、恋。酸っぱい匂いが身体中に駆け巡る。「びいどろ」にも情けない男が出てきますがピエロのが知的だな。"

(西井桃子)

🍋

"言葉で世界を細分化する。なんと苦しい人生だろう。誰かの一番になろうと愛想を深淵にひたすら投げ込む。なんと退屈な行為だろう。あぁ、西面が創り上げたこの世界に足りなかったのは圧死してしまうほどの愛かもしれない。"

(和田見慎太郎)

🍋

"🤡ピエロの格好をしたい一心でつくりました🤡

⚠️飛び出すタイプのお芝居です、お客様の近くまでピエロが参りますのでご容赦ください⚠️"

(パウ)



《作者紹介》

パウ(劇団なかゆび、後付け)

照明家、役者。
1998年3月24日生まれ。
兵庫県伊丹市出身。同志社大学文学部哲学科在学。
2016年春、演劇集団Qへ入団(2017年退団)。ほんとにふしぎな☆7月公演『星の王子さま』(作:寺山修司、演出:西井桃子)にて役者としての初舞台を踏む。以後、京都小劇場において主に照明スタッフとして精力的な活動を続けている。
2017年春に入団したNakayubi.(劇団なかゆび)では第2回全国学生演劇祭にて審査員賞を受賞し、第2回大韓民国演劇祭in大邱にて『断絶の詩人』の照明を担当、京都学生演劇祭2017では『仮面の傍白』に役者として出演した。
また、後付け・劇団FAX主催 短編持ち寄り公演『サフランライス』への役者出演を機に2017年冬、後付けへ加入。前衛演劇の傍らコメディ・コント製作にも携わっている。

檸檬のアラカルト

2018年3月30日(金)〜4月1日(日)、京都市東山青少年活動センターにて。京都の若い演劇人たちが、梶井基次郎「檸檬」を題材に短編演劇を創作します。

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